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© faro WORKPLACE

Alfredo Jaar / Carl Andre / John Giorno / Ryan Gander etc.

THE WORD

Period
2024.10.8.Tue 10.26.Sat
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Location
中目黒
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faro WORKPLACEはシェアオフィス「faro」のアート事業の一環として、faro中目黒内に位置するギャラリーで、 国内外のアーティストによる作品や活動を定期的に紹介しています。また、自社デザイン・運営のシェアオフィスを青山、神楽坂、 中目黒で展開するにあたり、働く場所の環境づくりやコミュニケーションを豊かにするため、アート作品をコレクション し活用することも行っています。

そのfaroコレクションには「ことば」(言葉)による表現の作品が数少なくあります。 作者の意図と制作背景、語数や内容にかかわらず、「ことば」は絵画における絵の具や筆使いにもなるように、観る者 に想像力を与えるメディウムとして作品に表象されてきました。凛とした記号のようにキャンバスとなる画面に配され、目を強く引き寄せデ ザイン的な関心も喚起させます。 観る者が置かれた環境や時勢によって、また心象によって、可変的あるいは普遍的な解釈をふん だんに示唆する「ことば」の作品は対象を受け入れる余白をもち、 言語を超えて私たちに語りかけています。

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Alfredo Jaar / Carl Andre / John Giorno / Ryan Gander etc.

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  • Works
  • Work Place

Works

  • John Giorno "PREFER CRYING IN A LIMO TO LAUGHING IN A BUS"

  • Alfredo Jaar "YOU DO NOT TAKE A PHOTOGRAPH, YOU MAKE IT."

  • Jef Geys "Worklist 1947-74"

  • Rirkrit Tiravanija "DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY"

John Giorno "PREFER CRYING IN A LIMO TO LAUGHING IN A BUS"

John Giorno (1936–2019, New York, NY, US) is remembered for his remarkable spirit and craft, which expanded, transcended, and challenged the borders of different art forms. No other artist has woven poetry, visual art, sound performance, and dance as succinctly as Giorno did, while radically questioning their boundaries and interdependencies

Year
2015
Material
silkscreen on canvas
Size
h122 x w122cm

Alfredo Jaar "YOU DO NOT TAKE A PHOTOGRAPH, YOU MAKE IT."

アメリカの写真家アンセル・アダムス (1902-1984)の言葉から引用されています。数億を超える写真が、毎日ネット上にアップロードされ、私達は日々流れ込むイメージの洪水で、読み取る力や感性が麻痺しているといえます。今日、この言葉は新たな意味を帯び、「イメージの生産者として、その消費者としての 私達自身の責任」を問いかけます。また、同じ言葉が書かれたポスターを観賞者が手に取り、持ち帰ることができます。重ねられたポスターの彫刻としての形態が徐々に失われる一方で、アート界の制限や展示空間を超え、言葉の持つ思想がより広がることを意図しています。

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Alfredo Jaar  アルフレッド・ジャー     artist website

1956 年、チリ・アンティアゴ生まれ。

世界各地の主要な美術館や名だたる国際展で作品を発表する美術家であり、また建築家や映画監督としても活動しています。作品はニューヨーク近代美術 館やグッゲンハイム美術館(ともにニューヨーク)、ポンピドゥ・センター(パリ)をはじめとする各国の美術館に収蔵され、これまで60 冊以上におよぶ書籍がジャー氏を紹介してきました。日本では、2018 年に第11 回ヒロシマ賞を受賞。2023 年春には、広島市現代美術館で受賞記念展が開催されました。ジャー氏の作品は、現代社会を反映し問題を喚起することで世界的に知られています。各地の人権侵害や社会的不公正などに関して、綿密なリサーチを長い時間をかけて行い、情報を見つめ直して深く洞察することで、表層ではなく真相に光を当てアート作品として昇華しています。“Art of Illumination” と評される作品は、ジャー氏の鋭い観察眼を通し、言葉・ネオン・写真などを中心としたメディアを介して現され、体感として経験されるものです。そのいずれもが、主体的に考えること真実を見抜く力を私たちがもてるように導いてくれます。

ニューヨーク在住。日本での展覧会として、『現代 の写真I「失われた風景̶幻想と現実の境界」』(1996 年、横浜美術館)、ヨコハマ国際映像祭(2009 年、Bank ART Studio NYK)、第2 回恵比寿映像祭(2010 年、東京都写真美術館)、 「LOVE 展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」(2013 年、森美術館)、「あいちトリエンナーレ」(2013 年、名古屋市美術館)、「Lament of the Images」 (2019 年、SCAI THE BATHHOUSE)、特筆すべき個展に、「第11回ヒロシマ賞受賞記念 アルフレド・ジャー展」(2023年、広島現代美術館) 。主な国際展として、ヴェネチア・ビエンナーレ(1986、2007、2009、2013 年)、サンパウロ・ビエンナーレ (1987、1989、2010、2021 年)、ドクメンタ(1987、2002 年)、ホイットニービエンナーレ(2022 年)など。

主要な展覧会に、The New Museum of Contemporary Art ( ニューヨーク)、Whitechapel Gallery(ロンドン)、Museum ofContemporary Art Chicago ( シカゴ) 、Museum of Contemporary Art of Rome( ローマ)、Moderna Museet( ストックホルム)があり、近年の主な展覧会として、Musée des Beaux Arts(ローザンヌ)、Hangar Bicocca(ミラノ)、Alte Nationalgalerie(ベルリン)、Berlinische Galerie(ベルリン)、Neue Gesellschaft fur bildende Kunst e.V.(ベルリン)、Rencontres d’ Arles(アルル)、KIASMA(ヘルシンキ)YorkshireSculpture Park(ウェイクフィールド)、ZEITZ Museum(ケープタウン)などがあります。1985 年にグッゲンハイム・フェロー、2000 年にマッカーサー・フェローに選出され、2013 年には母国チリにて国立造形美術賞を受賞、2018 年にヒロシマ賞、2020 年にハッセルブラッド国際写真賞を受賞。 世界各地で数多くの公共の事業に携わり、60 冊以上に及ぶ彼に関する書籍が出版されています。 作品の主な所蔵先は、The Museum of Modern Art、Guggenheim Museum(ニューヨーク)、Art Institute of Chicago、Museum of Contemporary Art(シカゴ)、MOCA、LACMA(ロスアンジェルス)、MASP、 Museu de Arte de São Paulo(サンパウロ)、TATE(ロンドン)、Centre Georges Pompidou(パリNationalgaler(ベルリン)、Stedelijk Museum(アムステルダム)、Centro Reina Sofia(マドリッド)、Moderna Museet(ストックホルム)、MAXXI、MACRO(ローマ)、LouisianaMuseum of Modern Art(フムレベック)、MAK、MUMOK(ウィーン)、広島市現代美術館(広島)、徳島県立近代美術館(徳島)、M+( 香港)、MONA( タスマニア)。

Year
2013
Material
poster
Size
89×89×5.3cm (frame)

Jef Geys "Worklist 1947-74"

「Work List」は、ゲイスが自身のカタログ・レゾネを作品化したものです。 このシリーズは、作品や出版物と、自身が教鞭をとっていた学校内展覧会の記録を含む、ゲイス自身の過去の活動の記録で構成されています。カタログレゾネを作家自らが編纂することは、個人の存在の歴史化のために重要な工程であり、さらにそれ自体を作品化する行為は、彼の作品のコンセプチュアルな個性を如実に表しています。

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Jef Geys  ジェフ・ゲイス     conceptual fine arts site “who was Jef Geys?”

 

1934年、ベルギー生。2018年没。

ジェフ・ゲイズは2009年ヴェネチア・ビエンナーレでベルギー館代表を務めるなど、ヨーロッパを拠点として国際的に活躍。1971年アントワープの美術館KMSKAでの個展で、展示の一環として美術館の建物を爆破するプロジェクトを同国の文部大臣に書簡で提案したことでも知られています。戦前生まれのゲイスは、身近な視点から徹底して既存の習慣や体制へ疑問を投げかけ続けました。 花の絵を描くのではなく、花の種が入った園芸用のパッケージの絵を描くなど、美術の本質を捉えることを追求します。その美術・美術史に対する広い視野と高い視座は、作品制作にとどまらず美術教育の領域にも発揮されました。長年に渡り教師を続けた学校では、美術館から借用した本物の巨匠の作品と現代の作家の作品を同時展示したことが記録されています。

主な展覧会として、「第53回ヴェネチアビエンナーレ」ベルギー館、ヴェニス(2009)、「Archive Fever」ICP、ニューヨーク(2008)、「Deep Comedy」 Marfa、テキサス(2007)、「!Women’s Questions? 1965-2006 」Orchard Gallery、ニューヨーク(2007)、「Jef Geys」IAC、ヴィルールバンヌ (2007)、「Women’s Questions」Pori Art Museum、ポリ、 「Jef Geys」Kunsthalle Lophem、ロッペン(2005)、「Retrospective」Van Abbemuseum, アイントホーフェン(2004); ドクメンタ11、カッセル(2002)、「Jef Geys」Kunstverein、ミュンヘン (2001)、Frac、シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏(1995)、「What Are We Having for Dinner Tonight」FKA Witte de With、ロッテルダム(1993)、Palais des Beaux-Arts、ブリュッセル(1992)、「第21回サンパウロ・ヴィエンナーレ」サンパウロ(1991)など。

Material
Prints 5 Sheets
Size
h34.93 x w113.03cm (frame)

Rirkrit Tiravanija "DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY"

2022年岡山芸術交流のプロジェクトの為にクラウドファウンディングを行い、そのドネーションの返礼品として制作されたオリジナル作品。

2022年、芸術祭のアーティスティックディレクターであったリクリット・ティラヴァーニャ氏が同年4月に現地視察した際に、「学校という普段は限られた人しか入れない空間を芝生化することで、地元の人や子どもたちが自由に出入りできる場所にできないか」と感じ、プロジェクトをスタート。芝生に「岡山芸術交流2022」のタイトル「Do we dream under the same sky」の文字を刈り込み、校庭いっぱいに広がる芝生自体を1つの大きなアート作品にする構想を実現させるために、クラウドファウンディングを行いました。募集金額は1口18万円と同1万円の2種類が設定されました。常に社会に開かれ観客とのコミュニケーションを生む作品を制作している作家が、「Do we dream under the same sky」のメッセージと呼応する、芸術祭の開催地である地元紙の参院新聞の1面を選んで作品にしています。

 

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Rirkrit Tiravanija リクリット・ティラヴァーニャ    MOMA artists index

1961年アルゼンチン、ブエノスアイレス生。タイ人。

 

1990年代より世界各国の美術館やギャラリーでタイカレーやパッタイをふるまうパフォーマンスを行ったり、新聞、Tシャツといった日常的な素材を作品に取り入れたり、アートを媒介に鑑賞者とのコミュニケーションを促す関係性の美学を確立した。タイ人としてアルゼンチンに生まれ、現在はニューヨーク、ベルリン、メキシコシティ、そしてチェンマイに拠点を置く。リクリット・ティラワニの初期のインスタレーション作品は鑑賞者にタイ料理を振舞うというものであった[1]。芸術家の社会的役割を探求するリクリットの作品はパリのパレ・ド・トーキョー現代美術館館長のニコラ・ブリオ(Nicolas Bourriaud)は「関係性の美学」を持っていると評した。リクリットのインスタレーション作品は饗宴、料理、読書、音楽鑑賞をするための舞台や空間の形を取る。生活や社会に関わってゆくためのそういった構築物がリクリットの作品の核となる要素になっている。

ニューヨーク、ベルリン、メキシコシティ、そしてチェンマイに拠点を置いて活動。近年の主な個展に、2020年「Fear Eats the Soul.」Glenstone Museum(Potomac、United States)、2019年「untitled 2019 (the form of the flower is unknown to the seed).」 The Institute of Contemporary Arts (ICA)(ロンドン)、「Rirkrit Tiravanija: Who is afraid of red yellow and green」Hirshhorn Museum and Sculpture Garden (ワシントン)、2018年「DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY」 LUMA (アルル、フランス)、「“The Divine Comedy” by Rirkrit Tiravanija」 Fondation Beyeler(バーゼル、スイス)、「Ng Teng Fong Roof Garden Commission: Rirkrit Tiravanija.」National Gallery Singapore、2017年「Utopia station」Brooklyn Museum(ニューヨーク)、2016年「Rirkrit Tiravanija: Tomorrow is the Question」Stedelijk Museum(アムステルダム)、「Mañana es la Cuestion」Centro Cultural Néstor Kirchner (CCK)、(ブエノスアイレス)、2014年「Rirkrit Tiravanija: Lung Neaw Visits His Neighbours」 CCA 北九州プロジェクトギャラリー(福岡)、2013年「Portraits」 Tate Modern(ロンドン)、2012年「On Air」Centre Pompidou(パリ)、2008年「untitled 2008 (hotel room for one)」Benesse Art Site、直島(香川)、2004年「Hugo Boss 2004」グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)ほか多数。2010年Absolut Art Award 、2017年the Silpathorn Award by the Ministry of Culture in Thailan、2004年「 Hugo Boss Prize」2003年Lucelia 2003年  Artist Award by the Smithsonian American Art Museum

Year
2022
Material
print on newspaper
Size
h90xw63.5cm (frame)