Rirkrit Tiravanija "DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY"
2022年岡山芸術交流のプロジェクトの為にクラウドファウンディングを行い、そのドネーションの返礼品として制作されたオリジナル作品。
2022年、芸術祭のアーティスティックディレクターであったリクリット・ティラヴァーニャ氏が同年4月に現地視察した際に、「学校という普段は限られた人しか入れない空間を芝生化することで、地元の人や子どもたちが自由に出入りできる場所にできないか」と感じ、プロジェクトをスタート。芝生に「岡山芸術交流2022」のタイトル「Do we dream under the same sky」の文字を刈り込み、校庭いっぱいに広がる芝生自体を1つの大きなアート作品にする構想を実現させるために、クラウドファウンディングを行いました。募集金額は1口18万円と同1万円の2種類が設定されました。常に社会に開かれ観客とのコミュニケーションを生む作品を制作している作家が、「Do we dream under the same sky」のメッセージと呼応する、芸術祭の開催地である地元紙の参院新聞の1面を選んで作品にしています。
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Rirkrit Tiravanija リクリット・ティラヴァーニャ MOMA artists index
1961年アルゼンチン、ブエノスアイレス生。タイ人。
1990年代より世界各国の美術館やギャラリーでタイカレーやパッタイをふるまうパフォーマンスを行ったり、新聞、Tシャツといった日常的な素材を作品に取り入れたり、アートを媒介に鑑賞者とのコミュニケーションを促す関係性の美学を確立した。タイ人としてアルゼンチンに生まれ、現在はニューヨーク、ベルリン、メキシコシティ、そしてチェンマイに拠点を置く。リクリット・ティラワニの初期のインスタレーション作品は鑑賞者にタイ料理を振舞うというものであった[1]。芸術家の社会的役割を探求するリクリットの作品はパリのパレ・ド・トーキョー現代美術館館長のニコラ・ブリオ(Nicolas Bourriaud)は「関係性の美学」を持っていると評した。リクリットのインスタレーション作品は饗宴、料理、読書、音楽鑑賞をするための舞台や空間の形を取る。生活や社会に関わってゆくためのそういった構築物がリクリットの作品の核となる要素になっている。
ニューヨーク、ベルリン、メキシコシティ、そしてチェンマイに拠点を置いて活動。近年の主な個展に、2020年「Fear Eats the Soul.」Glenstone Museum(Potomac、United States)、2019年「untitled 2019 (the form of the flower is unknown to the seed).」 The Institute of Contemporary Arts (ICA)(ロンドン)、「Rirkrit Tiravanija: Who is afraid of red yellow and green」Hirshhorn Museum and Sculpture Garden (ワシントン)、2018年「DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY」 LUMA (アルル、フランス)、「“The Divine Comedy” by Rirkrit Tiravanija」 Fondation Beyeler(バーゼル、スイス)、「Ng Teng Fong Roof Garden Commission: Rirkrit Tiravanija.」National Gallery Singapore、2017年「Utopia station」Brooklyn Museum(ニューヨーク)、2016年「Rirkrit Tiravanija: Tomorrow is the Question」Stedelijk Museum(アムステルダム)、「Mañana es la Cuestion」Centro Cultural Néstor Kirchner (CCK)、(ブエノスアイレス)、2014年「Rirkrit Tiravanija: Lung Neaw Visits His Neighbours」 CCA 北九州プロジェクトギャラリー(福岡)、2013年「Portraits」 Tate Modern(ロンドン)、2012年「On Air」Centre Pompidou(パリ)、2008年「untitled 2008 (hotel room for one)」Benesse Art Site、直島(香川)、2004年「Hugo Boss 2004」グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)ほか多数。2010年Absolut Art Award 、2017年the Silpathorn Award by the Ministry of Culture in Thailan、2004年「 Hugo Boss Prize」2003年Lucelia 2003年 Artist Award by the Smithsonian American Art Museum
- Year
- 2022
- Material
- print on newspaper
- Size
- h90xw63.5cm (frame)